『購入したハンマーをショルダーバッグの外ポケットに入れてあるので、それで反撃するつもりだ。ハンマーで対処できないほどの危険な状況などほとんどない、というのが彼女の考えだった。』
『自分の行為が社会的に受け入れられるものでもなければ許されるものでもないと、頭ではよくわかっていた。自分が悪いとこをしたのを認める。法的に見て弁護の余地がないこともわかっている。
だが、頭でわかっていることなど、感情面では何の意味もなさなかった。』
『リスベット・サランデルに出会ったその瞬間から、彼は自分を抑えることができなくなった。法律も、規則も、道徳も、責任も、どうでもよかった。』
『ミカエルとベッドをともにしても、いやな思いや怖い思いをすることはなく、面倒なのことにもならない。何の要求もされず、ただひたすら性的な満足を得られる。そして確かに、セックスとは本来そうあるべきだ、というのがミカエルの考えだった。』
『もう二度と誰かを好きになったり愛着を持ったりしてはいけない、と自分に言い聞かせた。そんなことになれば、必ずどちらかが傷つくことになる。』
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- 感想投稿日 : 2017年2月13日
- 読了日 : 2017年2月13日
- 本棚登録日 : 2017年2月13日
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