失われたものが回復していく話はまさに大団円に相応しくて感動的だった。
3部作を通して、少し荒削りな印象。
とても面白いけど、ブラッシュアップの余地が散見される。
ガラドリエルは友達になった一握りの人たち以外に対していつまでたっても懐疑的で怒りに満ちていて、特にオリオンに対してはほぼ憎まれ口しか利いていない。
力のある予言者から「世界を滅ぼす黒魔術師になる」と言われていたのにまったく惑うことすらなく一本道で白魔道士になっている。
魔法に関して、あまりにも強すぎて何をやるにもまったく苦労がない。
などなど。
突風のように展開するストーリーを書くのが忙しくて、魔法世界というテーマの割に描写があっさりしているなという印象でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年2月28日
- 読了日 : 2024年2月26日
- 本棚登録日 : 2024年2月22日
みんなの感想をみる