深い疵 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2012年6月22日発売)
3.85
  • (47)
  • (112)
  • (55)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 680
感想 : 96
5

世評に違わぬ傑作である。
被害者○○が実は××だった!! というバッチリOKなつかみから始まって、時代と現実を背景にして「いかにもありえそう」という作品内リアリティの構築にも成功。ドラマに次ぐドラマで盛り上げるが、初期作にあったごちゃごちゃ感は鳴りをひそめて、きちんと整理できている。
弱点を克服したことで、良さが活きた。そんな印象だった。

2020/2/7〜2/8読了

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ&サスペンス
感想投稿日 : 2020年2月9日
読了日 : 2020年2月8日
本棚登録日 : 2020年2月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする