昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社 (2016年1月7日発売)
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本棚登録 : 507
感想 : 38
4

カレーもパンも大好きなので、この本

7年前25歳で死んでしまった夫の一樹
遺された嫁テツコは、今も一樹の父ギフと暮らす
テツコの恋人岩井さんや、一樹の幼なじみと関わりながら、ゆるゆるとその死を受け入れていく

解説は重松清さん

岩井さんの、湿布を剥がしたら《大吉》の文字が出てくるシーン
判りやすくあざといけど
こういうの、私も笑ってしまうんだろう

ゆるゆるとしたストーリー
脚本家が書く小説ってこういう文体なのかな?
文章に慣れたらシーンがありありと浮かぶ
そして、うふふと声を漏らしてしまう

悪い人が出てこない物語はやはり好きだ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月18日
読了日 : 2021年8月18日
本棚登録日 : 2021年8月11日

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