<不思議な文通 グリフィンとサビーヌ>の続編。
形式はまったく同じで、本に印刷されたはがき(表裏)と貼り付けられた封筒の中から折りたたまれた手紙を取り出し広げて読むという手法が使われている。それは、とりもなおさず、他人の手紙を盗み読むというスリリングな感情さえ手伝わせるように仕組まれていて・・・。
手紙も葉書も原文そのままの英語で綴られており、本を開けたはじめのページに奥書の書かれた封筒が貼り付けられ、その中に、翻訳された小冊子が入っている。
前回のシュールチックな終わり方が気になり、今回は、その小冊子から一気に読み上げてしまったが、それがどんなに邪道であったかと、読み終わったあとでひどく後悔した・・・。
最終回の<黄金のとびら>は、初回の本のように、一つ一つ、順番に翻訳冊子と手紙を見比べながら読んでいこうと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2010年6月24日
- 読了日 : 2010年6月24日
- 本棚登録日 : 2010年6月24日
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