H album-H・A・N・D- (通常盤)

アーティスト : KinKi Kids  堂本光一  堂本剛 
  • ジャニーズ・エンタテイメント (2005年11月15日発売)
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本棚登録 : 56
感想 : 8
3

パリのエスプリ漂う一枚。<br>いえ、単に私がコレをゲットしたのがヨーロッパ長期旅行中のミラノで、そんですぐにパリまで飛んで、パリで3週間滞在してそんで日本に帰ったからなんすけど。おかげでこれを聞くと、意図せずして、おお・・・シャンゼリゼ!!嗚呼・・・モンマルトルの灯が・・・マロニエの木が・・・!!みたいな気分になって我ながらビックリした。初聞きの場所とかは重要ですね。<br>でも・・・・・このアルバムそんな気に入ってない・・・・・(エエ!?)ハデで、強い曲も多いんだけど、なんか私的にしっくり来なくって散漫な印象を受けてしまうと言うのか、アイドルした一枚だなぁ・という印象が。<br>1 アラベスク:おばちゃんそんなに若くないので、アラベスクとか言われると条件反射的にバレエ漫画の世界にトリップしてしまうので、ついつい全身タイツ姿でアラベスクポーズを取る二人の姿が目に浮かんでしまって、苦笑以外の反応しようがないの。そのままの流れで山岸凉子描くところのキンキとか思い浮かべるところまで行ってしまうの。<br>そういえば月の夜星の朝ってタイトルの少女マンガもあったよね。青春バスケ漫画。そんなわけで、どうにも往年の少女マンガワールドと切り離せない・・・。<br>3 恋涙:上記のような理由で、これは一切前情報ナシで聞いたアルバムだったんです。で、これは二人の愛の合作だと露気づかず、そりゃもう人に言われるまで気付かんくって(ファン失格)最初聞いた時、ナンジャコリャー!!??と吹っ飛びました。<br>な、な、な、なしてキンキの二人が深夜のオタク向け百合百合美少女アニメ主題歌歌ってるわけ!?「お姉さま・・・」「フフ・・・どうしたの?かわいい子猫ちゃん・・・」みたいな、18禁美少女アニメの主題歌のオファーが何故キンキに・・・!?と非常に大困惑でした。<br>え、あ・・・ツヨシ様作詞で・・・・・・。<br>5 キミハカルマ:これまた何て言うか・・・腐れオタク向けな世界観だなぁ。というわけで、好物は好物なんですけど、なーんかしっくり来ないのよねー。いや好きなんですけど。散々聞いてますけど。どうも、きっとこの歌はキンキ以外が歌ってても好きなんじゃないかなぁ、と思ってしまう。<br>11 駅までは同じ帰り道:ちょっとこの年でカマトトぶりてやしません?<br>12 未完のラブソング:わ、私この歌ダメ・・・・・。く、くさ過ぎてダメ・・・・・。ラストの剛♪キャリオン〜が張り切り過ぎててちょっと笑える。<br>13 99%リバティ:好きさ。かわいい。アニバじゃなくってこっちをシングルにしてくれた方が良かったんじゃない?<br>でも正直なところ、キンキラブのワタクシですが、最もこのアルバムでいいなあ〜と思うのは、それぞれ二人のソロソングなのよね・・・(アウチ!)裏声高音で遺憾なくセクシーさを発揮している光一ソロに、切々と歌い上げる剛ソロ。しみじみいいな〜と思う。でもソロが一番いいって私としては超切ないのよ・・・。<br>なんかな〜一枚通じて、今一つこの曲をキンキが歌う必然性が感じられないというか・・・。他の私がめちゃ好きな曲って、キンキ以外の誰が一体この曲を歌えるだろうか、いや誰もいない!!みたいな気にさせられるんですけど、それが希薄だなぁと思っちゃうの。単に受け取る私のテンションの問題なのかしら。<br>でも、なーんて言うのかなあ。キンキのアルバムってデビューからFまでは順調に一枚一枚成長が感じられたと思うの。で、Fで極めた!!と思った。<br>やはりというのかGは私はどうしても煮詰まり感を感じてしまう。ボニバタっちゅー素晴らしい曲がありながらも。<br>なんていうのか、こんな完成度の高い作品の後に一体何が出せる!?みたいな感じで、そんで実際1年出なかったわけだしさ〜。で、Hもまだまだ迷いの中、模索中・・・て聞こえます。試行錯誤してんのかな、って感じ。ファンとしては足掻いてもがいて大化けして欲しいんすけど・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: CD
感想投稿日 : 2007年8月8日
読了日 : -
本棚登録日 : 2007年8月8日

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