インフレ不可避の世界

著者 :
  • 明日香出版社 (2022年3月11日発売)
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本棚登録 : 103
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2022年72冊目。304ページ、累計19,793ページ。満足度★★☆☆☆

2022年3月出版

現在のインフレ・資源高・金利高の経済に関しての状況描写はまぁまとも

一方で、約40年間に及ぶ金利低下(債券価格上昇)、アメリカを中心とする株高の原因をいわゆる投資家の機関化現象に理由を求め、世界の年金マネーが株式・債券を買いまくってきたバブルがまもなく崩壊すると言う

そのため、ごく一部の資産を除き、資産の換金を推奨

世界の年金資金をめがけて、運用会社がマーケティングを仕掛けている云々のことだが、本書も立派なさわかみ投信の宣伝本であろう

なお、公的年金の大胆な改革案が実現可能性は抜きにして面白い

消費税を「年金税」に鞍替えして税率を15%ないしは20%にする。年金税を年金給付に充てる。年金の積立制度?も運用業務も全て廃止。関連する役所の業務も徹底的に減らす

そして、マイナンバー制度を完全実施すれば、個人の税金が完全に捕捉されるようになり、年金不安も解消すると

マネー雑誌で毎回同じ様な話をしているので、いつもスルーしていましたが、特に読む必要はない本でした。

本人の話を近くで聞いたことあり、人を惹きつける力はある方ではありますが・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス書
感想投稿日 : 2022年11月30日
読了日 : 2022年11月30日
本棚登録日 : 2022年11月30日

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