1920年代の頃、米国南西部のオクラホマ州で大早魃、大砂嵐が起った。砂嵐は何日も何週間も続き、農民達は、土地を捨て、カリフォルニアは良い所だという噂を頼りに、ゾロゾロと旅に出て、苦労する。
カリフォルニアのすぐ近くまで来て、休憩した時、母親が息子に言う。
「私達は無産物で、今は苦しい思いをしている。だけど、無産の人民程、強いものはない。何故なら、私達は何一つ失う物がないから、何も恐れる事はない。今はどん底だけど、これからは、頑張って出世し、地位を上げて行く、上へ上へと上昇するだけの道なんだよ」と。
良い言葉だ。
【鹿児島大学】ペンネーム:サブちゃん
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鹿大図書館に所蔵がある本です。
〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=11177109785
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鹿児島大学
- 感想投稿日 : 2011年11月11日
- 本棚登録日 : 2011年11月11日
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