一人で産むという決心をした上司ですが、母親に「旦那のかわりに親に負担をかけることになる。甘えるな」と叱られます。
確かにもっともな考えですね。
親側の視点から考えたことがなかったため、私も上司同様にはっとしました。
どんなにクールで冷静な上司でも、人だから、いったん決めた考えが揺らぐのは当たり前。
周りの意見を聞いて、一人で育てられるのか、不安を抱き始めています。
結局、生まれ来る命のことで誰もが悩み、ハッピーではなくなってしまいました。
望まれているような、望まれていないような新しい命。これではどうにも救われません。
絵がきれいだし、話のセンスもある人なので、思わぬ方向にストーリー展開していくかと思いきや、2巻でもほとんど膠着状態のまま。
ただ、彼女が卵胞膿腫になり、出産できなくなるという悲しい知らせを受けました。
どうやら、三角関係と出産の問題で、この話は終わりそうです。
三人それぞれの仕事の話も出てくるため、もっと話をふくらませて展開していけそうなのに、その話しかメインにおかないのかなと、物足りなさを感じました。
彼らを見て、(人間関係とは、人のエゴが出っ張った時に、相手がそれを受け止めるへこみを作らないと、形を保っていけないものなんだろうな)とぼんやり感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
comic
- 感想投稿日 : 2012年1月19日
- 読了日 : 2012年1月19日
- 本棚登録日 : 2012年1月19日
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