仙台箪笥をめぐり繰り広げられる推理ミステリー。
内田康夫作品には珍しく、宝探し的ニュアンスも
出てくる。
内容自体も面白かったが、何よりも小説の舞台に
宮城県奥松島の描写が多く出てくること。作品が
書かれたのは震災前なので、舞台となった奥松島
地域も震災被害を受けたことを考えると
こういった小説が在りし日の姿を書き留めている
ことは非常に意義深いと考えさせられる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
推理ミステリー
- 感想投稿日 : 2012年4月22日
- 読了日 : 2012年4月
- 本棚登録日 : 2012年4月22日
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