おソノさんの来し方、引退した町長さんの思い出話、砂漠の村でのヨモギさんの話、など。
今のおソノさんの度量の広さは、こんな人生を歩んできたからなんですねぇ。突然やってきたキキをすんなり離れに住まわせてしまうなんて、あまりにもお人よしすぎると思っていましたが、こういう過去があるなら、納得です。親から離れて心細そうにしている女の子を、どうしても放っておけなかったんでしょうね。
若き日のおソノさんも良かったのですが、一番泣かされたのはヨモギさんの幼なじみのトゲコちゃん。「魔女の宅急便」シリーズ、色々不思議な出来事はありましたが、サボテンが歩いて喋るってのは、今までにないぶっとんだ設定ではないでしょうか? でも、いいんです。もう、トゲコちゃん、いじらしいったら。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・児童書
- 感想投稿日 : 2016年6月10日
- 読了日 : 2016年6月10日
- 本棚登録日 : 2016年6月10日
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