子供の頃、児童精神科のある病院に入院していた3人、優希、梁平、笙一郎は一緒に石鎚山に登り、その下山途中で優希の父親を殺害する。
その後、それぞれの道を歩んでいたが、17年後に再会する。
親からの虐待やネグレクトを受けた子どもは、大人になってもまだその心の傷を負っていて、その辛さを知っているにも関わらず、いじめや虐待の連鎖を起こしてしまう。
痛ましい記述も多く、苦しくなりつつも、現在の話と子供の頃の話が織り混ぜられたストーリー展開に、どんどん引き込まれて読み進んでしまった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年1月12日
- 読了日 : 2022年1月11日
- 本棚登録日 : 2022年1月12日
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