高校数学でわかるシュレディンガー方程式―量子力学を学びたい人、ほんとうに理解したい人へ (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2005年3月17日発売)
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シュレディンガー方程式を導くのに

①「ψ=Aexp(kx-ωt)i」(波動関数=振幅A×位置と時間を変数とする複素関数)
②「E=hν」(エネルギー=プランク定数×振動数)
③「p=h/λ」(運動量=プランク定数÷波長)
④「T+V=E」(力学的エネルギー保存則)
⑤「(偏)微分と積分」

しか使っていない。驚きです。
高校で習わない知識(オイラーの公式や複素関数の微分など)はきちんと解説が付いている。

導出した方程式の意味や解き方の解説もあり、専門書に移る前に読んでおくと便利。

ハイゼンベルクの不確定性原理の説明もあり、量子力学の勘所をよく押さえている感じがします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 物理学
感想投稿日 : 2012年3月30日
読了日 : 2012年3月30日
本棚登録日 : 2012年3月22日

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