ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)

  • 講談社 (1990年6月22日発売)
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本棚登録 : 675
感想 : 95
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実はいままで読んだことがなかったムーミン本。ほんわかメルヘンなお話というイメージがあったのに、なんと第1作は、彗星が地球に衝突するという「地球滅亡話」であったとは。すべてのものがどす黒くなって、赤い星がだんだん大きく迫って来て、海が干上がって海の底までさらけ出されてしまうという終末の世界の様相が、ほんとにこわい!そして、そんななかでもいつもどおりにケーキをやいて、洞窟にまでバスタブをもっていきたがるムーミンママの偉大さにひれ伏したい思いです。
いちど地球が滅んだあと、洞窟の外に出てきてみる世界は、元の地球に見えて、もしかしたらほんとは違う世界になっているのかもね。でもふだん通りに生活をまわしていく気持ちさえあれば、そんなこと大した問題ではなくなるのかもしれませんよ。ママ、おそるべし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子どもの本とその周辺
感想投稿日 : 2013年6月12日
読了日 : 2013年6月12日
本棚登録日 : 2013年6月12日

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