本上まなみさんのエッセイ初読み。柔らかい、語り掛けるような口調の文体に、「少し年上の知り合いのお姉さん」のちょっとした日常を聞きながら、カフェでお茶をしている気分になる。それにしても、本上さんは、テレビで見る雰囲気もほんわかしている上に、書いてあるエッセイの内容も、ごくごく庶民的で笑顔になってしまう。おにぎりを嬉しそうに家族で食べるエピソード、物を大切にする感覚、季節感を常に感じ、小さくても確実にそこにある幸福というものを忘れない生活。忙しくしている毎日を、ちょっと振り返ってみたくなる、心優しいエッセイ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2016年12月29日
- 読了日 : 2016年12月29日
- 本棚登録日 : 2016年12月29日
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