100910 読了
【若干のネタバレあり。注意】
最高に面白かった。ワールドカップで盛り上がる中、耳には届いていたが関心が向かなかった工学実験機「はやぶさ」。その打ち上げから再突入までの7年間にも亘る宇宙での大冒険を詳細に記してくれている本書。
まるで興味を持っていなかったが、TVで見た「はやぶさ再突入」映像の美しさがきっかけだった。
イトカワへ向かう往路は順調な航海だったが、イトカワでのサンプル採集前後から故障に次ぐ故障。そして45日間の行方不明期間…。こんな絶望
的な状況を打破しながらサンプルリターン任務を全うするためにボロボロになりながら進むはやぶさの姿を想像するだけで、感極まってしまった。
本書の中には、イトカワの実際の映像。イオン推進エンジン、サンプル採集ホーン、RH等のはやぶさの構造についての資料、特に「はやぶさ再突入時の美しい写真」は必見かと思います。
生で体感できなかったのは残念でならないが、今後時間をかけてイトカワから持ち帰ったサンプルの解析していくとのことなので、ワクワクしながら見守ろうと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教養
- 感想投稿日 : 2010年9月10日
- 読了日 : 2010年9月10日
- 本棚登録日 : 2010年9月3日
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