できそこないの男たち (光文社新書 371)

著者 :
  • 光文社 (2008年10月20日発売)
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本棚登録 : 1763
感想 : 252
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2012/1/16読了。

生命科学の内容を物語に乗せて語る上手さは健在で、新書としては多めな分量も全く気にならないくらいに引き込まれてしまう。
しかし、講談社現代新書の2冊に比べると少々インパクトに欠ける気も。自身の経験を交えて語るスタイルなので、ご自身の専門分野だとネタが限られてくるのは仕方ないのかもしれない。私は著者の構成力と文章力が好きなので、専門から少し外れた分野に関しての著作をぜひ読んでみたい。

・日本は、Y染色体を辿った男系の類型としては、まさに人種のるつぼと言える。
・私たちは、知っているものしか見ることができない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書-自然科学
感想投稿日 : 2012年1月16日
読了日 : 2012年1月16日
本棚登録日 : 2012年1月15日

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