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内容(「BOOK」データベースより)
『1243年5月、異端討伐十字軍がピレネーの山麓に集結した。迎える異端カタリ派は、天空に突き立つ岩峰上の城塞を最後の砦としていた…。法王庁が絶対的な力を持ち、一方、王権も漸く台頭してきた中世ヨーロッパで、路上に生活の糧を求めて浮浪する“自由人”の眼に、教会は、教義は、騎士たちの生態は、どう見えたか。時代の転換期を舞台に、人間の自由と尊厳を問う長編小説。』
『路上の人』
著者:堀田 善衛(ほった よしえ)
出版社 : 新潮社
文庫 : 327ページ
メモ:
『堀田善衛は、国家が成立する前の一三世紀前半のヨーロッパに着目し、皇帝や諸国の王たちと対抗するローマ法王庁の権謀術数と惨劇を「路上の人」ヨナの目線から観察し、人間の自由と尊厳を問う長編小説『路上の人』を書いた。ヨナは堀田自身の分身であると、対談の中で述べている。』
(『堀田善衞を読む 世界を知り抜くための羅針盤』(集英社新書)より抜粋)
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- 感想投稿日 : 2022年5月24日
- 本棚登録日 : 2022年2月8日
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