二つの種族が平和に暮らしていた。しかし、時の王のカーランド人の虐殺。偽りの平和が崩れ去り魔法使いのデリンは怒りに任せて平和の象徴の鐘を破壊する。現実にもある差別と偏見。憎しみの連鎖はどこで断ち切るのか。重いテーマですがキャラに救われています。ロベランが狂気を宿していく様は怖かった。著者が長年温めてきた作品との事ですが、もう少し温めて欲しかった。ちょっと物足りなかったです。ハッピーエンドは少し強引。でも、魔が歌合戦はすごかった。この作品のイメージ音楽とかあったら聞いてみたい。リュウダンの詠唱はなんか泣ける。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年4月14日
- 読了日 : 2016年4月14日
- 本棚登録日 : 2016年4月14日
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