半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2005年2月10日発売)
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本棚登録 : 1337
感想 : 51
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本巻では夏目先生の回想談によって、私がこの作品を読むきっかけとなった〝小夜子さん〟の人物像が紐解かれていきます。
だからこの巻は、シリーズ中いちばんのお気に入りです♪-(っ^∀^c)
(4巻の内容が中心となっているドラマCD第1巻も聞きました!)
ちなみにアニメの内容はここまでなので、アニメから入った身としてはそういう意味でも印象深い1冊です☆

夏目夫妻の話がとにかく泣けて…。
個人的には子どものこと(202頁~)を話すあたりで……うぅっ!!もぅ、涙腺が。・゚(>艸<。)゚・

夏目先生と小夜子さんが辿ってきた道は、ありふれた恋かもしれないけど、それでも二人だけの特別な物語だったのでしょう。
だから裕一と里香がこの先どうなるのかは分からないけど、それだって、二人にしか描けないものになるんだろうなと思います*

終盤の亜希子さんの言葉(312頁~)には、深く考えさせられました。
残された方がひたすら耐えるっていうのは救いがないように思えるけど、実際どうしたってそうなのかもしれないし…切ないです。(-ω-`)
でもねぇ、女は好きな人にここまで一生懸命になってもらえたら幸せですよ!ちゃんと納得できてますよ。――小夜子さんも里香も、きっと。

次巻、アニメ派の私には展開が読めない第5巻に続きます!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説 / ライトノベル
感想投稿日 : 2015年6月14日
読了日 : 2013年4月23日
本棚登録日 : 2013年4月24日

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