誕生日に頂いた絵本。
朝読書で読んで朝から泣いてしまった。
全然悲しいお話じゃなくてとても温かい内容で、その温かさに泣いた。
「ビロードのうさぎ」という、うさぎのぬいぐるみの絵本があるのだけど(これはけっこう切ない)
こちらはねこのぬいぐるみが主役で、いつか飽きられて忘れられるかもしれない、というのはぬいぐるみみんなの不安の種で。
自分自身、小さい頃すごく大事にしてたはずなのに、いつの間にか手元からなくなっていたぬいぐるみがあるから、少し胸が痛んだりして。
ぬいぐるみのねこと本物のねこのやり取り、出逢うねこたちの優しさ、ぬいぐるみの持ち主の子どもの愛情、全部希望に満ちていて温かい。
ねこに限らず動物と一緒に暮らしている人の大多数は分かると思うけれど、暮らすうちに家族の一員になっていて、いつの間にかかけがえのない存在になっていく。
どの存在も「せかいいち」だ。
我が家のねこもおバカだけど私にとっては「せかいいちのねこ」。
そう思えたらきっとお互い幸せなのだろうと思う。
ブームとかじゃなくそんな存在になる動物が一匹でも多く増えますように。と、改めてそんなことを思った。
イラストも綺麗で素敵な絵本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2016年7月29日
- 読了日 : 2016年7月29日
- 本棚登録日 : 2016年7月29日
みんなの感想をみる