戦う司書と絶望の魔王 (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社 (2009年7月24日発売)
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本棚登録 : 269
感想 : 15
4

ついに天国が動き出した。バントーラ図書館の
武装司書たちは完全無力化し世界は終焉に向かう。
かつては世界の救世主だったルルタが
果てしない絶望に至った過去と、
その鍵を握るひとりの女性の存在が明らかに。

物語は一転、絶望の魔王ルルタへ。
彼に架せられた世界を救う救世主としての使命。
最後の歌い人ニーニウとの出会い。
その悲恋が生み出した悲劇。
わずかな希望を胸に二千年のもの長い時を待つ。

ずっと伏線で登場していた菫色の人チャコリーと
ハミュッツの生み出された理由。
ハミュッツがひたすら殺されたがっていた
理由がようやくわかりましたね…
あの時ルルタが清浄眼を持っていれば…と
思いますがミンスの能力は珍しいんですかね…

コリオの登場できっちり最初から
物語の構成考えてあったんだな~と思うと
次の最終巻が名残惜しくもあり
とても楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年5月10日
読了日 : 2015年5月10日
本棚登録日 : 2015年5月10日

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