かつて相談に乗った女性にしたアドバイス。というには、その場の思いつきに過ぎなかった一言から始まった、始まってしまった何かの因縁。
その因果が紐解かれ、現れた怪異とは。
という趣なんですが、それが明かされるのはこの巻ではないのですよ。
おいおい、それはずるいなぁ、と思いつつも、一呼吸おける音が平穏無事でホッとしている自分もいます。
わがままだなぁ。
タイトルの「緋色の女」に「お化けのいる家」「葡萄の娘」が、縦糸、横糸となって織り綴っていくのでしょうね。常ならぬ存在の「自然学校」や憑かれた「湖姫さん」のような話も、関わって来るのでしょうか。
答えが出る続刊を待つことにします。
この物語のきっかけとなった相談者の祐木真希乃さん。彼女が初めて郷内さんの語りに登場した話って、どれに収録されているのだっけ。
ドラゴンタトゥーの女、と名付けたのは、読んだような気がしているのだけど。
さらっと、目次読み返しただけではわかりませんでした。
ちゃんと読み返してくるか。怪談の季節でもあるし。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月18日
- 読了日 : 2021年8月17日
- 本棚登録日 : 2021年8月17日
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