ダンジョン飯 1巻 (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年1月15日発売)
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本棚登録 : 5265
感想 : 345
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アニメ視聴を機に大人買いした「ダンジョン飯」です。
話題になっていたのは知っていたのですが、ファンタジー設定の飯テロ漫画?ということで買ったのは「空挺ドラゴンズ」だったりします。なんというか捻くれているというか、偏屈なんでしょうかね自分は。陰陽師が話題になった時も夢枕獏の「陰陽師」でなく藤木稟の「鬼一法眼」だったし。
結果、どちらも買って読んで楽しんでいるので、我ながらよくわからないです動機。

パーティー全滅から物語は始まります。ああ、そういう導入なんだね、妹を助けに迷宮に潜るのか。あの状態で生き返るとは思えないけど、多くのファンタジー作品では、DEADだったり戦闘不能だったり死亡だったり様々な形ですが、手段さえあればすんなり蘇生するので、遺体の元まで行かなければ、というのは新鮮。ウィザードリィがその形式だったと思うけど、未プレイなのです。

ライオス・マルシル・チルチャックの残存メンバーに、迷宮で出会ったセンシが加入しての急造パーティーで、ファリン捜索蘇生の冒険へ。
ライオスの魔物への偏愛が執着が気味悪いのだけど、よくもまあ今まで隠しきれてきたものだ。どこかのタイミングで披露したくなるものだけどなぁ。
スライムの脅威をちゃんと教えてくれて嬉しい。日本ではDQのマスコットモンスターですが、元来の不定形タイプだと実は結構な強敵なんじゃないか、と思ったりする。キングサイズになったら、物理は効かない焼き尽くせないで、生半可な実力では倒せないと思います。ブロブはその要素で、パニックホラー映画になっていたような。

巻末の『モンスター四方山話』が楽しい。バジリスクの分解図とかいい。多分、ライオスと同じように作者さんも魔物大好きなんだと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月17日
読了日 : 2024年2月2日
本棚登録日 : 2024年2月2日

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