100のモノが語る世界の歴史 (2) (筑摩選書 41)

  • 筑摩書房 (2012年6月13日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 15
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金属加工品が増えてきた2巻。こうやって、博物館の資料とか見ていると大量の金が発掘加工されてきたように思うけど、実は人類史上25mプール3杯分でしかないとか。とても意外。

「ヘブライのアストロラーベ」がかっこいいです。そして、驚くほど多機能。制作された当時は、現在のスペインにキリスト教とイスラム教とユダヤ教が共存できていた奇跡的な時代らしいです。互いに否定・迫害せずに過ごしていた時代もあるのだから、そこに戻れる日がいつかは来るはずなんだけど。そうすれば、このアストロラーベのような素晴らしいモノが製造される文化・文明も生まれるはずなんだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年12月1日
読了日 : 2017年12月1日
本棚登録日 : 2015年6月7日

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