本のエンドロール

著者 :
  • 講談社 (2018年3月8日発売)
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本棚登録 : 1332
感想 : 203
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仕事とは何か?何のために仕事をするのか?
永遠のテーマだと思います。
夢を持って入社してくる人もいれば、お金のためと割り切って仕事をする人もいる。好きなことを仕事にしたいと会社を辞める人もいれば、好きなことを仕事にするのは難しいと言って辞める人もいる。
仕事をしていると、家にいるよりも職場にいる時間の方が長い、という人が大半ではないでしょうか?
それだけ、仕事とはその人の人生や心の中の大部分を占めるものなのだと思います。
それぞれの仕事への向き合い方の違いから、初めは衝突ばかりしていたこの物語の登場人物たち。
しかし、良い本を造るという同じ目的に向かって進むうちに、自分の中での“仕事とは?“が確立されていく。とても爽やかなお仕事小説でした。
私たちが大好きな“本“がどんな風に出来上がっていくのかがとてもよく分かったし、これからは読書する度に本のエンドロール(奥付け)をじっくり見てしまいそうです。
そして、元々私は本を読みながら何度も表紙を見る人なのですが、これからはますますじっくり眺めてしまうと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月23日
読了日 : 2022年2月23日
本棚登録日 : 2022年2月23日

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