作家たちがさまざまなことに挑戦していくエッセイアンソロジー。
森見さんが書いたエッセイが載っているということで読んでみた。
なるべくちゃんと全部読もうと思ったけど、興味のない分野やそそられない文章は読み飛ばしてしまったよ…。
そんな中で面白かったのは、
森見登美彦『この文章を読んでも富士山に登りたくなりません』
大森望『〈一箱古本市〉雇われ店長体験記』
山本文緒『一週間で痩せなきゃ日記』
朝井リョウ『職人たちの戦国』
の4つでした。
もう、森見さんはダントツです(笑)タイトルからして秀逸。
“今や私は富士山に登った男であり、日本一を極めた男なのだ、と考えると、湯に浸かりながら笑みが洩れた。ということはつまり、もう二度と富士山に登る必要はなく、まだ富士山に登っていない人に対して、「え、あなた、まだ富士山に登ってないの?日本人なのに?おやまあ!お話しにならないなあ!」と意地悪できるということだ。”
森見節、最高です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2013年9月17日
- 読了日 : 2013年9月17日
- 本棚登録日 : 2013年9月9日
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