髑髏を巡り思惑が入り乱れ、朱美という女性を中心に大きな渦を描いているような一作だった。
憑き物落としはいつも、自分に何も知識がなくても関口も代わりにあたふた、ぽかん、としてくれるので臨場感を味わえる。
シリーズもここまで進んでくると、もういつもの事のように感じられる。
自分は信じるもののためにどこまでやれるのか、ついそんなことを考えてしまった。
平穏で少し退屈な毎日ほど、尊いものはないのかも知れない。自分が自分のために生きれることの幸福を噛み締めさせられた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月2日
- 読了日 : 2023年12月2日
- 本棚登録日 : 2023年11月4日
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