エッセイスト、作家、そして“クラフト・エヴィング商會”という名前で装丁家して活躍される吉田篤弘氏セレクトの
ある日の本棚
美しく年老いた本棚
年齢のある本棚
蜂の巣のある本棚
変身する本棚
兄の本棚・弟の本棚
頭を真っ白にするための本棚
いつの日かの本棚
読めない本棚
返しそびれた本棚
失われた本棚
……まだまだある。
それぞれの本棚の本達の背中を見るだけでも楽しい。そこに「書名」「著者名」「出版社名」が添えられている。それぞれの本棚の本たちにまつわる吉田氏のエッセイも興味深い。吉田氏の人生にも本たちの人生にも興味が湧いてくる。本棚には新しい本もあるが、もう手に入らないような表紙が擦り切れた本もある。日本の本もあれば洋書もある。文庫本もあれば、昔の高級本のような函入りのもある。児童書もあれば、難しい哲学の本もある。それぞれの本棚がいい味出してる。
メッチャお勧めの本です。この本自体ももう古本でしか手に入らないかもしれないですが。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月18日
- 読了日 : 2022年4月17日
- 本棚登録日 : 2022年4月17日
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