ぼくのいまいるところ 新版 (かこさとし・かがくの本 1)

著者 :
  • 童心社 (1988年8月1日発売)
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本棚登録 : 185
感想 : 20
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 小さい頃、家にあった数少ない絵本の中で心に残っている本。

 ぼくの今、いるところはどこでしょう?
 ぼくは、今、ぼくの家の庭にいます。
 ぼくの家はぼくの町の中にあります。
 ぼくの町は、ある大きなタワーのある町のとなりにあります。
 その大きな町からは富士山が見えます。
 富士山は日本の国で一番高い山です。
 日本の国は太平洋にある島国です。
 太平洋は地球で一番広い海です。
 地球は大きな丸いボールの形をしていて、地球の周りを月が回っています。
 地球は太陽の周りをぐるぐるまわっています。
 地球の他にも太陽の周りをまわっている星たちがあり、その星たちのことを 太陽系の星がといいます。
 その太陽系の星は、何億とある他の星たちと一緒に銀河系という、星の集まりをつくっています。
 
 僕のいまいる“僕の家の庭”から町へ、
町から日本へ、日本から太平洋へ、
太平洋から地球へ、地球から太陽系へ、太陽系から銀河へと視界が広がっていく、子供心に「自分は宇宙の中にいるんだ」という発見がある、素敵な知的な絵本です。
 

 
 
 
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月4日
読了日 : 2022年6月4日
本棚登録日 : 2022年6月4日

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