だれもがポオを愛していた (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (1997年8月23日発売)
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感想 : 27
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諸君はアッシャー家の崩壊を見いだすだろう―予告の電話は真実を告げていた。錦秋のボルティモア郊外で、日系人兄妹の住む館が爆発し傍の沼に崩れ去った。妹は謎めいた言葉をのこして息絶え、兄の遺体もまた水中深くに。ほどなく、棺に横たわった美女の歯が無惨に折り取られる『ペレニス』、斧で頭を割られた被害者が片目の黒猫ともども壁に塗り込められる『黒猫』、各々の小説に見立てた死体が発見され、事件は更なる混迷を呈していく…。E・A・ポオ終焉の地で、デュパンの直系というにふさわしい探偵が本領を顕わす。ポオの言祝ぎが聞こえる、オールタイムベスト級本格ミステリ。 (「BOOK」データベースより)

結構期待して手に取ったのですが、うーんイマイチ。
面白いには面白かったのですが、主人公(だよね、多分)のニッキが好きになれない。
途中の言動・行動も最後の謎解きも、なんかイライラする。
全体的に読んでいて心地よくない。

どんなに陰惨な事件が題材でも、有栖川氏の作品は読んでいて心地よい。
文章が肌に合うのです。

この作品は合いませんでした。
普通に面白く、途中でいやになることもなく最後まで読んだのですけどね。
私がポオを読んだことないのがいけないのかもしれませんが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2013年9月23日
読了日 : 2013年9月23日
本棚登録日 : 2013年9月23日

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