この本にはたくさんのいいなぁが詰まっていて、読み終わるたびにいいなぁが増えていく。ところどころの細かくてわかりやすい描写に、あ、それ、知ってる!となんだか嬉しくなる。それも読み終わるたびに増えていく。
とくになにか大きなことが起こるわけではなくて、宮坂さんちの日常のお話。なのにこんなに面白い。
大抵人はなにかしていないとだめって思われる。暇な時間がいけないみたいに、よく言われる。一人の時間も、恥ずかしい事のようにされがちだ。
だけどこの本の主人公はなにもしていない。まずそこがいいなと思った。なにもしない静かな一人の時間を丁寧に描いている。
食事をごはん、と書いてあるところも好き。
あったかいお茶とかコーヒーとかを飲みながら、クッキーとかケーキとかを食べたくなる。
多分これからも何度でも読むだろうし、なにか読みたいなと思ったら真っ先に手にする本。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年3月26日
- 読了日 : 2013年3月26日
- 本棚登録日 : 2013年3月26日
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