大塚英志って文学の方ではなんだろうなーって思うことあるけど、漫画の脚本やらせるとやっぱり上手い。ツボしってるよね。
この漫画、上下巻で結構長いけど、一気に読まされちゃって。
事実と虚構を混ぜる技術が、堂々としてんだね。その点褒めすぎでも、手塚イズムを語るだけあるわね。
どのマンガもリンクさせたり、世界の広げ方が秀逸です。
内容は、三億円事件と学生闘争、青春の三本柱。織り成す人間関係、駆け引き。
漫画家藤原カムイさんの絵、構図、が良いので、いま思い返すと、絵が動く、映画を見ていたような気がする。
最近漫画でこころを動かされた作品のひとつです。
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- 感想投稿日 : 2009年3月5日
- 本棚登録日 : 2009年3月5日
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