フランス映画のよき伝統を踏まえた、コン・ゲーム。親子ほどに歳が違う男女が組んでの詐欺物語なのですが、半ばを過ぎるあたりから裏切りに次ぐ裏切り、引っかけに次ぐ引っかけ。しかも、単に相手を騙すというのではなくて、こちらの手の内をすべて見せることで相手を動かし、その相手の動きを利用して騙すという超ややこしいトリックの連続。つまり「正直さ」が、このコンゲームのルールなのである。
どこまでが虚でどこまでが実か分からない物語は、やっぱりフレンチテイストですね~。作られたのは1997年ですが、舞台はそれよりもずっと昔。よき時代のフランスです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
非ホラー部門
- 感想投稿日 : 2012年2月26日
- 読了日 : 2012年2月26日
- 本棚登録日 : 2012年2月26日
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