御宿かわせみ (12) 夜鴉おきん (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (1992年5月10日発売)
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【8作収録】
・祭りで行方不明になり、翌日遺体で発見された大店の内儀。夫婦仲は悪くはないが、かつて結婚の話があった男の存在が浮上する
・母親を追い出した祖母に溺愛されて育ち、無頼漢になった男。父親は父親で、追い出した女房に対し、再婚は認めないの一点張り。息子の所業は正せるのか
・老師宅周辺で大名家の姫と出会い、興味を持たれる東吾。ただ1日でいい、市井の生活を体験したいという姫の願いを叶えるべくかわせみも協力する
・筆屋の内儀が酒を飲んで苦しみ、誰かに殺されるのではないかと疑いを持つ。しかし、周囲に疑わしい者はおらず、亭主も奉公人もさほど心配せず・・・
・小僧か手代1人のみを殺す盗賊被害が続く。共通事項は抜けまいり。盗賊と殺された手代らの関係は?
・妾宅で卒中になり死んだ質屋。その後、幼なじみと共に暮らすようになった妾に対し、男と二人で共謀して故意に卒中の連絡を遅らせたと訴える正妻。しかし、その男も後日遺体で見つかり・・・
・双方頑固で喧嘩ばかりする大工の父子。息子が夜通し帰らない日に強盗事件が発生していることから、信じてはいるものの、心配する父は張り込みを始める
・源三郎長男・源太郎誕生

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2009年4月11日
本棚登録日 : 2009年4月11日

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