アマゾン源流生活

著者 :
  • 平凡社 (2006年1月12日発売)
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本棚登録 : 52
感想 : 11
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写真家の著者がアマゾンの源流域に魅せられ、何度も訪れる。その具体的な体験談。

とくに興味深いのは現地での食生活。
釜を作ってパンを焼いたり、
釣り上げたいろんな魚をそれぞれの調理法で食する。
食糧の保存方法、道具の作り方、食べられる実。。。

あと、危険な蛇、恐怖の昆虫類。
ブヨの大群。

ちょうど数日前、京都大学名誉教授、アフリカ地域研究資料センター特任教授である市川光雄先生の講義を聴く機会がありました。市川先生が足繁く通っていたのはアマゾンじゃなくアフリカで、ピグミー族について人類学の観点から研究されていました。
森林保護と原住民の暮らしの両立という内容でしたが、現地での食べ物の話や道具など、森がすべてを与えてくれるという点では同じだなあと思いました。

そんな全てを与えてくれる森で限られた自分の時間を思う様に過ごしてみたいと強く思う今日この頃です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 冒険・探検
感想投稿日 : 2016年3月30日
読了日 : 2016年3月29日
本棚登録日 : 2016年3月30日

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