読み終えて、気がついた。木津川口の戦いは、たったの二日間だった、ということを。各大将のそれぞれの戦いっぷり、戦略、太刀捌きに引きこまれ、一度は表舞台から消えたかと思った輩が再び別の船でキーパーソンとして現れる。上巻同様、読めない漢字に苦戦しながらも、下巻は瞬く間にページが進んだ。熱い男たち+女海賊の戦い。クライマックス後、海中に投げ出された景が七五三兵衛とのエピソードを走馬灯のように思い返すシーンでは思わず涙してしまった。お気に入りは、就英のプロポーズ。久々に小説を読んで胸がキュンとした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(日)
- 感想投稿日 : 2017年6月3日
- 読了日 : 2017年6月3日
- 本棚登録日 : 2017年5月21日
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