お呼びだ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)

  • 国書刊行会 (2011年1月1日発売)
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感想 : 14

財政難に陥っている伯爵ビルと、執事(紳士お側付きの紳士)ジーヴスの話。他に短編も一つ。

今回はバーティーが学校に通っていて、やむなくジーヴスは違う人の所へ就職している。婚約しているのにお金がなくて困っている没落貴族、姉夫婦、大金持ちの未亡人、危険なハンター、デティールは違えどおよその筋は安定して同じ。ピンクの口ひげをつけたかと思えばパジャマの色に苦言を呈しつつ、場を上手く納めてしまうという、ジーヴスあっての貴族の方々。
それにしてもジーヴスはバーティーのことお気に入りだな。と言いながら短編の方では「卵を割らずにオムレツは作れない」ときっぱりしてるし。楽しい組み合わせだ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 海外の小説
感想投稿日 : 2012年2月28日
本棚登録日 : 2012年2月28日

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