プロパガンダゲーム (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社 (2017年10月11日発売)
3.76
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本棚登録 : 842
感想 : 85
3

読みやすく面白かった。ストーリー展開、スピード感がいいのでサクサク読める。
面白い本だからこそ、気になる点が多くでてくる

・登場人物が立ち過ぎてマンガを文庫化したみたい
・スパイの仕掛けが甘い
・ゲーム終了後の流れがまとめに入っているが、どうせならもっと深掘りしてほしかった
・「もっと深掘りしてくれたら」は作品全体にあった
・ゲーム実施の背景が、作中の言葉を使って言うならリアリティーがない
・「学生が担うべき」「リアルが…」っていう文章が出てくると、作者が「自分たち世代万歳」って思っているんだろうなと感じておもしろくない
・作者がこの作品を書いた意図が読めない。「面白そうなネタ思い付いたから、書きました」でも良いのだけれど、これだけ社会性を持って書くなら、そういう込められたメッセージというものが読める小説になっていればよかった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年11月2日
読了日 : 2017年11月2日
本棚登録日 : 2017年10月29日

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