屍鬼 上巻

著者 :
  • 新潮社 (1998年9月1日発売)
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感想 : 366
5

「しき」と読みます。最初「しかばねき」かと。。(-o-;
内容は和製ランド・オブ・ザ・デッド(笑)

・・・・面白い!!!!!!!

最初、読み始めは・・やべっ!面白くなさそう!と。。

とりあえず単行本で分厚い上下巻!
文庫本だと全5巻という内容!先は長い!
それだけでも挫けそうになったんだけど
読んでくうちにその世界観にすっかりはまって・・。

【ドがついてもあまりあるほどの田舎。
村と言う一つの閉ざされた集落。
そこで続く死人。疫病なのか?
一体何が村で起きているのか?】

とにもかくにも登場人物が多いです!
流し読みがクセなので途中で誰が誰だかわかんなく
なってしまうほど人が出てきます。
それでもまぁ、主要人物がしっかりしてるので
脇役の名前が曖昧でもなんとか読めます(^-^;

田舎の話と聞くと敬遠してしまうくせに
天然コケッコーって漫画もそうだったけど
読み始めるとその世界観にはまってしまうのは私の両親が田舎出身で、未だ親戚もたくさん住んでるし隣の家までは歩いて10分以上かかり、山があり川があり・・
というそんな田舎を体感してるからかもしれません。

だからこの物語の世界観がすごく自然に想像つくわけで。
読み終わってもなお、このお話の事を考えてしまうほど
好きな話でした。

ただ、長いです!物語の中に出てくる小説とか飛ばして読みました。
あれがいいって人たくさんいるだろうけど私にはいらなかったです。
もう少し短くできたんでは!?とも思うけど
終わってしまうのが残念なそんな気持ち。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小野不由美
感想投稿日 : 2008年2月29日
読了日 : -
本棚登録日 : 2008年2月29日

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