王位継承権を持つ王女・エリザベス。そのほのかな初恋の相手は義母の愛人・トマス。しかし少女の淡い恋心さえ権力をめぐる宮廷の毒牙の餌食とされてしまう。『エリザベスに邪心がなければその証明にトマスの処刑に立ち会え』非情な命令に対して、エリザベスの影武者・ロバートは? 一方、現王のエドワードにも死の影が覆いかぶさり……!?
トマスの処刑に代理で登場したロバートが完璧すぎて素晴らしい。彼は本当にイケメンだわ。それだけに、ロバートにとって心の支えだった、たった一人の弟の死。辛い展開だなぁ。でも勝手に飛び出してしまったロバートを責めないエリザベスやウィリアムを見ると、本当にいい人たちに囲まれていると感じる。だからこそロバートも王宮に帰る決意が出来たわけだし。
フランシスが先にやってきてどうなることかとヒヤヒヤしたけど、何も起こらなくて良かった。このままフランシスとは仲良くなってほしいとこだけど…どうだろう。
一方でとうとうエドワードが…。結局フランシス達は監視してる割に一番重要な事実に気付かないままだったなぁ…毒殺に誰も気付かないなんて…。ジョンもお父さんの事は可哀相だけど、それを何の罪もない子供に被せてる時点で同罪だよ。親身に接してたエドワードが不憫だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月2日
- 読了日 : 2017年6月2日
- 本棚登録日 : 2017年6月2日
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