まだ1巻だとわかんないですね〜〜(原作未読です)。
ゴリラみたいな主人公(脱獄囚)は、脱獄試みなければすぐ刑務所出られたのにこの人ばかなの?と思いました。パンを盗むのも人としてよくないと思う。パンを作って売っている人だって、そのパンが盗まれて子供が死んだかもしれない。主人公が、なんで自分だけが、みたいに思えるのかわからない。全体的に思いやりというか想像力が足りない(わざとそういう人物設定にして、そこから生み出された状況に立脚した展開を書きたかったからだと思いますが)キャラクターを見ていて、まあ昔の小説だし‥と思って自分を納得させなければ読み進められないのがつらかったです。漫画ならではの描写でそのへんはどうにかできなかったのか。物語のすべてのはじめの1巻のエピソードがこれだと、以降すべての物語に説得力がなくなる。
この時代にレ・ミゼラブルを日本の青年向けに描くのなら、もう少し改変してもいいのではないか?もしくは、パンを一つ盗んだだけでそこまでの惨めな人に落ちてしまう、という社会状況をもう少しわかりやすく描いてほしかったなあと思います。
たぶんこの時代はこうなんだ(から納得して読まなきゃ)、っていう想像の努力を削減してくれることが漫画のいいところの一つだと思うのですが、この漫画は読んでて疲れてしまったー。あと1巻はまだかわいい女の子がでてこないからどうしてもモチベーションがさがる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年1月12日
- 読了日 : 2014年1月12日
- 本棚登録日 : 2013年12月19日
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