表紙が恥ずかしくて電車では読めない援交探偵シリーズ。でも文庫版の洒落た表紙で、内容がコレだと壁に投げつけられるだろう。
本編は虹色に準えた7つの短編があり、なんか意味深な太字が各短編に書いてあって、最終章で驚愕の真相に収斂する仕掛け。とにかく読んでほしい、バカなので。
各短編では、死体の側に腐敗の流れをしめすおっぱいコピーがあることによるアリバイ崩しの「紫」はなかなか、謎のSEX教団の教祖の密室死体と、マニキュアのビンについた指紋からフーダニットに入る「青」は歴代のバカミスの中でもかなりの傑作と感じた。
まあその他短編は印象薄くて、長打力はあるけど安定感のない作者らしい短編集だと感じました
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
推理小説
- 感想投稿日 : 2021年4月14日
- 読了日 : 2021年4月14日
- 本棚登録日 : 2021年4月14日
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