内容的には暗号作成者と暗号解読者の戦いを軸に、各年代の暗号を説明しながら進んでいきます。
暗号がテーマだけあって難しい部分もありました。
特にエニグマとボンブのところはかなり難解でした。
現代のコンピュータへ移行する前の最後の部分なので理解するのに時間がかかりました。
その分コンピュータが普及した後の素因数分解を用いた手法のシンプルさが目立ちますね。
自分も研究用のネットワークにはRSAを用いているのでお世話になっているんですが、コンピュータの力勝負ですね。
上巻は正直後半がかなり難解で冗長に感じます。
下巻の方が好みでした。
後、補足が下巻にしかついてないっていうのは問題だと思います。
もともと一冊だったからしょうがないと言えばしょうがないんでしょうけど。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学・スポーツなど
- 感想投稿日 : 2010年6月16日
- 読了日 : 2010年1月12日
- 本棚登録日 : 2010年1月12日
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