「百頭女」に続くコラージュ・ロマン三部作の二つ目。プラスで自信の青春時代を振り返ったエッセイ(っぽい何か)と、シュルレアリスムについての評論文が収録されている。本編は、エロさと不気味さと滑稽さが入り混じってあいかわらずのおもしろさだけど、イントロに短い舞台設定的な文章がついているし、キャプションも若干饒舌で興味深い。エッセイっぽい何かと評論文は、平文なのに訳者脚注がなかったらなんも意味分からないほどエルンスト的な文章でおもしろい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
bookmeter
- 感想投稿日 : 2013年1月14日
- 読了日 : 2013年1月14日
- 本棚登録日 : 2013年1月14日
みんなの感想をみる