都に戻ってからの源氏は政治に力を入れ、権力を欲しいままにしてゆく。ここでも女は道具として扱われ、翻弄される。
若い頃は魅力として捉えられていた、傲慢さや執拗さ、身勝手さが、年齢とともに浮き彫りになり、源氏のいやらしさと女性たちの苦悩があぶり出されていく。
「六条御息所 源氏がたり」、読み応えたっぷりの大作でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年5月9日
- 読了日 : 2020年5月10日
- 本棚登録日 : 2020年5月9日
みんなの感想をみる