アーレント読破プロジェクトの本丸。
「全体主義の起源」は、「革命について」とともに、アーレントの本で最初に読んでみたいと思ったもの。
なんだけど、なんだかとっても難しくて、なんども最初の10数ページで挫折していた。
今回は、「人間の条件」「革命について」「エルサレムのアイヒマン」などを読み、さらにアーレントの処女作「アウグスティヌスの愛の概念」、「ラーエル・ファルンハーゲン」を読み、さらに30~54年に書かれた論考を集めた「アーレント政治思想集成」を読みで、周囲を固めてから、読んでみた。
これぐらい事前の準備をすれば、読めるはずなのだが、「ユダヤ人」問題については、門外漢のせいか、やはりかなりわからない文章が続く。
と言っても、アーレントの哲学的な著作に比べれば、かなり読みやすいので、我慢しながら、読み進めると、半分くらいきたところで、急に視界が広がる感覚があって、最後の方は、一気に読めました。
これは、「全体主義」の話とは独立して、相当に面白い、スリリングな論考だと思う。
どうすごいかは、また別の機会に。。。。(今の時点で、要約すると、色々な解説本で書いてあるような話にしかならない気がするので)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年8月15日
- 読了日 : 2017年8月15日
- 本棚登録日 : 2017年8月15日
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