具体的な人名や年代を書かぬまま頻繁に場面と視点を入れ替えて進んでゆく、叙述トリックを使ったミステリー。母子三代に渡る因縁を描いた物語。
最初は一体彼女たちに何が起きたのか?とどきどきしながら読み進めていったけれど、わりかり早い段階で「こういう頻繁に場面と視点を入れ替えて具体的な固有名詞や年代を書いてこない作品って叙述トリックが多いよね」、「これって実は母と娘とかで年代が違うってことか?」と気が付いてしまった。そしてその予想を裏切られることなくそのまま終わってしまったため、少しばかり残念だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
推理・ミステリー
- 感想投稿日 : 2016年11月30日
- 読了日 : 2016年11月30日
- 本棚登録日 : 2016年11月30日
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