冤罪 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2013年4月19日発売)
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本棚登録 : 94
感想 : 10
3

シリーズものだった!
鶴見弁護士シリーズなのね。知りませんでした。
解説によると
「黙秘」「疑惑」「覚悟」に続く4作目とのこと。

今回のストーリは、
河川敷の車から発見された練炭自殺と思われる男の死体。
しかし、不審な点があり、警察が捜査することに。
その容疑者として浮かんだのがホステスの小堀美奈子。
美奈子は鶴見に弁護を依頼するも、自分のアリバイについては明らかにしない。
状況証拠は明らかに美奈子が不利。

さらに、調査をすすめると、美奈子の周りにはさらに数名の練炭自殺者が..
無実を信じながらも、美奈子の過去を調査する鶴見。
そして明らかになるある団体との関係。
頑なにアリバイを語らない美奈子。

事件の真相は?
美奈子が隠そうとしていた真実とは?
といった展開です。

鶴見と一緒に真相にたどり着くパターンです。
この弁護士すごいです!

本書を通して語られるメッセージも唸らせられます。
自殺者の想い、その考え方..

お勧めです。
このシリーズ、読み進めたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2023年1月7日
読了日 : 2023年1月7日
本棚登録日 : 2023年1月7日

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