Op.ローズダスト 中 (文春文庫 ふ 27-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年2月10日発売)
3.88
  • (76)
  • (89)
  • (80)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 829
感想 : 42
4

面白かった
バトルエンターテイメントストーリー
福井ワールド全開の物語
いつものとおりダイスが出てきます。

そして中巻です。
中巻ではさらにお台場のテロと戦闘が広がります。
さらに、丹原とローズダストの過去の事件の真相が明らかになります。
そこではローズダストのメンバと丹原、さらにはリーダ一功と丹原の悲しい因縁が明らかになります。
結局はその当時の国際情勢の犠牲になってしまう主人公たち。
結果、その過去の事件で傷ついた人たちが今度はテロ側と阻止側で分かれて戦うという悲しいストーリ展開です。
そういった戦いの中でも一功と丹原の会話がなされ、その人物描写に厚みを与えます。
下巻でどういった終わりになるのかが想像されます。
そして、だめ中年も大活躍(笑)

全3巻の中でひとつのテーマとなっている「新しい言葉」と「古い言葉」
新しい言葉をつむぎだすことが日本人が思考し続けることのように感じます。

つづく

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2016年7月23日
読了日 : 2016年7月23日
本棚登録日 : 2016年7月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする